横浜・生麦に子ども食堂オープン お年寄りの利用も歓迎

 地域の子どもたちに食事を格安で提供する「子ども食堂」が9月7日、京急線生麦駅近くの生麦地域ケアプラザ(横浜市鶴見区生麦)に“オープン”する。地元有志が中心となって月2回、子どもからお年寄りまで気軽に立ち寄れる“みんなの食卓”を目指す。

 食堂の名前は「なまむぎ こども食堂」。立ち上げるのは、地元で子育て支援拠点を運営するNPO法人「はなはなひろば」の柳瀬正勝さん(82)ら。「楽しい会話が何よりのごちそう」を合言葉に、親子連れやお年寄りなど幅広い世代にも利用を呼び掛ける。

 定員は各回50人。料金は3歳未満が無料、子ども(高校生以下)が200円、大人(大学生以上)が400円。「マイ箸」を持参したり、配膳などを手伝ったりした子どもには100円分の割引券をあげる工夫も取り入れた。継続して通いやすくするためだ。

 「子どもは社会の宝物。さまざまな世代が同じ食卓を囲み、同じ料理を食べる。みんなに自分の家のように感じてもらえる場にしたい」と柳瀬さん。今後、開催頻度を徐々に増やし、学習支援にも取り組みたいという。

 食堂は午後5時から。2回目は9月22日を予定。利用するには事前登録・予約が必要。調理などを手伝うボランティアや、食材や運営費の寄付なども募っている。問い合わせは、柳瀬さん電話080(8865)7536。

9月から月2回、ケアプラザで「子ども食堂」を開催する柳瀬さん =横浜市鶴見区

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