官公庁のボーナスが支給されて最初の日曜日となった７月１日の長崎県内は、雨模様の天気にもかかわらず各地の商店街へ買い物客が繰り出す〝ボーナスサンデー〟となった。好景気を反映して昨年より出足が早く、夏の商戦は民間のボーナスが出そろう１０日ごろへ向けて好調なスタートを切った。
今年の公務員ボーナスは前年比１４・５％増の大幅アップ。長崎市中心部の浜町アーケードは、三菱重工長崎造船所など大手企業のボーナス支給も加わって、家族連れの姿が目立った。人気は衣料品や家電が中心だが、おもちゃ売り場では懐が暖かいパパにおねだりする子どもも。レジでは現金払いの客が先週より多く増えたという。（平成２年７月２日付長崎新聞より）
