長崎市街を縦断して流れる浦上川を手作りのいかだで下り、川の浄化を訴える「浦上川いかだ下り大会」が8月5日、下大橋ー旭大橋間の浦上川一帯を会場に開かれ、300人近い市民が参加した。
大会は「浦上川を市民の憩いの水辺に」と昭和63年スタート。3回目を迎えた今年は、昨年より10チーム多い35チームが出場、開幕したばかりの旅博協賛イベントとしてバザーや子どもペーロン大会なども盛り込んだ。
出発前に1艇が沈むアクシデントがあったが、残りは号砲一発、元気に〝出航〟。すっきりと晴れた夏空の下、ゆっくりゆっくり下流へ。各艇とも個性豊かなキャッチフレーズののぼりを立てて浦上川の浄化をアピールした。川岸からは大勢の見物客が見守り、声援を送っていた。(平成2年8月7日付長崎新聞より)
【平成の長崎】浦上川で手作りいかだ下り 思い思いの35艇 平成2(1990)年
- Published
- 2018/09/01 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:03 (JST)
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