投手・大谷 日本時間9月3日のアストロズ戦で先発へ

ついに大谷翔平がメジャーのマウンドに戻ってくる。日本時間8月31日、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は日本時間9月3日のアストロズ戦に大谷を先発させる予定であることを明らかにした。

右肘の故障によりメジャーのマウンドから遠ざかっている大谷が最後にメジャーで登板したのは日本時間6月7日のロイヤルズ戦。戦列を離れるまでの9先発では合計49回1/3を投げて4勝1敗、防御率3.10、61奪三振、被打率.202という好成績を残していた。

先発ローテーションに名を連ねる主力投手が次々に故障で戦列を離れていくなか、大谷は「出来るだけ早くマウンドに復帰したいといつも思っていた」という。一時はトミー・ジョン手術を受ける可能性も取り沙汰されたものの、手術の必要はなく、およそ3ヶ月ぶりのマウンド復帰が決定。大谷は「故障の再発がなく、良い形でシーズンを終えたい」と意気込みを口にした。

エンゼルスは週に1度、大谷を先発させる計画を立てており、登板前日、登板当日、登板翌日については打者として起用しない方針。これにより大谷はレギュラーシーズンの残り期間は1週間に先発1度&野手出場3~4試合というスケジュールで起用されることになる。中6日で毎週月曜日(日本時間)に先発するスケジュールが維持されるのであれば、大谷は5度の先発機会を得ることになり、投球内容次第ではア・リーグの新人王争いに大きな影響を与えることになるだろう。

今季中のマウンド復帰が実現することについて「全く驚いていない」と語った大谷。むしろ「もう少し早く復帰できるかもしれない」と感じていたそうだ。指名打者としてはすでに戦列復帰を果たし、ここまで打者として78試合に出場して打率.275、15本塁打、43打点、6盗塁、OPS.898をマーク。もし5勝&20本塁打をクリアすれば、1919年に9勝&29本塁打を記録したベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来99年ぶり、メジャー史上2人目の快挙となる。

© MLB Advanced Media, LP.