新日鉄住金ソリューションズ、高精度予測・分析「データロボ」を三菱UFJニコスへ納入

 新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL、社長・謝敷宗敬氏)は30日、特殊なデータ解析の経験がなくても高精度な予測・分析を可能にする機械学習プラットフォーム「データロボット」が三菱UFJニコスに採用される見通しと発表した。本格導入に向けた実証実験を両社共同で9月1日から開始する。

 データロボットは米データロボット社が開発した人工知能(AI)による機械学習プラットフォームで、NSSOLが代理販売している。今回は、過去の蓄積データからデータロボットが導き出した仮説を用いて、なりすましによる虚偽入会や不正使用などの判定精度を向上させるほか、コールセンターへの入電量の予測をより精緻化し、繁忙期における会員の待ち時間短縮などの効果を狙う。

 実証実験の結果を踏まえて早ければ今年度内に導入する。

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