【平成の長崎】大量降灰追い打ち 観光、健康に暗い影 島原 平成3(1991)年

 島原市と隣接町は雲仙・普賢岳から噴き出す大量の火山灰が降りそそぎ、1991年5月27日もすっぽりと茶褐色に包まれた。土石流、火砕流、そして降灰と三重苦に見舞われ、観光・島原に暗い影を落とし始め、市民生活にも影響が出ている。
(平成3年5月28日付長崎新聞より)
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 【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

舞い上がる火山灰のなか、帰宅を急ぐ女子高生=1991年5月27日午後4時半すぎ、島原市城内1丁目=
火砕流が断続的に発生

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