10月開幕「応援を」 Bリーグ川崎の選手が神奈川県庁訪問

 10月に開幕するバスケットボール男子Bリーグ1部、川崎ブレイブサンダースの元沢伸夫代表と北卓也監督、長谷川技(たくみ)選手が30日、県庁を訪れ、黒岩祐治知事に今季の抱負を語るとともにチームへの応援を呼び掛けた。

 東芝からディー・エヌ・エー(DeNA)にチーム運営権が譲渡されて新体制で迎える今季、川崎は初のリーグ制覇を目指す。元沢代表は「悲願の優勝を成し遂げるとともに、地域から愛されるクラブにならないといけない。地域活性化に役立てることがあれば積極的に参加したい。昨シーズン以上の声援を頂きたい」と話した。

 黒岩知事は「プロバスケットボールの最高のテクニック、パワーを県民のスポーツ振興につなげてほしい」と激励。北監督は「今季はリーグ戦と天皇杯の二つのチャンピオンフラッグを手にしたい」と力を込めた。

 チームの精神的支柱として活躍が期待される長谷川選手はユニホームを贈呈。「Bリーグ3年目だが、川崎はまだ結果を残していない。今季こそ必ず優勝したい。東芝の68年の伝統と歴史を引き継ぎ、神奈川のファンの皆さんと一緒に戦っていきたい」と躍進を期した。

 今季開幕戦は10月4日、アウェーでの千葉戦。ホーム開幕戦は同12、13日に行われ、川崎市とどろきアリーナで滋賀を迎え撃つ。

黒岩知事にユニホームを手渡す長谷川選手(左端)=県庁

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