自民総裁選、小此木氏・三原氏も首相支持

  自民党総裁選で野田聖子総務相の出馬を支援していた小此木八郎防災担当相(衆院神奈川3区)は31日、野田氏の出馬断念を受け、安倍晋三首相を支持する考えを明らかにした。神奈川県内の同党国会議員20人のうち、9割を超す19人が首相支持に回った形だ。

 

 野田氏が国会内で開いた会見に同席後、神奈川新聞社の取材に応じた小此木氏は「野田さんとは初当選から25年のつきあいがあり、立候補を目指す姿を見て協力したいと思っていた」と説明。「断念した以上、内閣の一員として選択の余地はない。経済成長や東京五輪の成功などに向け、首相を支持したい」と述べた。

 

 また三原じゅん子氏(参院神奈川選挙区)も横浜市内の党員集会への出席後、「アベノミクスをこれからも続けるべきで、何かを変える必要はない」と、首相を支持するとした。三原氏は6年前の総裁選で石破茂元幹事長の「推薦人」に名を連ねていた。

小此木八郎氏(左)、三原じゅん子氏

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