全国ユース選抜マウンテンバイク大会 兄弟で好成績

 長野県白馬村で8月に開かれた「全国ユース選抜マウンテンバイク大会」(実行委主催)で、佐世保市立清水小2年の木竹優宗君(8)が3位、兄で同校5年の賢心君(10)が4位に輝き、兄弟そろって好成績を残した。

 父親の広賢さん(41)は、2014年長崎国体で自転車競技の予備登録選手に入るなど活躍。2016年11月に引退し、現在は自らが代表を務める税理士法人グループの実業団チームで監督を務めるほか、2人の息子を指導している。

 優宗君は3歳ごろから、賢心君は4歳ごろから乗り始め、2人とも2年ほど前から競技を開始。九州各地の選手と遠征に取り組むなど、レベルアップを図ってきた。

 大会は8月5日、山中や砂利道を走るコースで開かれた。2年生の部は17人が出場し3・6キロ、5年生の部は19人が6・3キロで競った。優宗君のレースは白熱した展開に。ゴール直前まで競り合い、0・55秒差で3位争いを制した。

 優宗君は「一生懸命こいでいたのでよく覚えていないが、うれしかった」と振り返る。一方、賢心君は悔しさが残る。10月に三重県四日市市で開かれるロードレース大会に出場する予定で「次は表彰台に立ちたい」と誓う。

 広賢さんは「兄弟で刺激し合い、全国大会で優勝できる選手になってほしい」と願う。賢心君は「(世界最高峰の自転車ロードレース)ツール・ド・フランスに出られる選手になりたい」。優宗君は「お兄ちゃんに勝てるよう、頑張りたい」と目を輝かせた。

「全国ユース選抜マウンテンバイク大会」で好成績を収めた木竹賢心君(右)、優宗君=長崎県佐世保市木場田町

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