難病の子どもと家族を招待 アイランドナガサキ

 難病の子どもとその家族を支援する団体「難病の子どもとその家族へ夢を」(東京)は長崎県長崎市伊王島町1丁目のリゾート施設「アイランドナガサキ」(田中正男社長)の協力を得て8月31日、福岡県の家族6人を同施設に招待した。

 旅行招待プロジェクトの一環。これまで同団体は200人以上の難病の子どもとその家族を日本各地の旅行に無料招待している。長崎県内では初めて。

 招かれたのは脳腫瘍の一種、松果体芽腫と闘う川野晴ちゃん(1)と両親、姉、祖父母。川野さん一家は今回が初めての家族旅行という。宿泊しイルミネーションやビーチの散策、花火などを楽しむ予定。取材に母麻里絵さんは「(晴ちゃんは)病院生活が長かったので連れて来られてよかった。いろいろな方に協力してもらい実現しているので感謝している」と話した。

「アイランドナガサキ」に到着し、田中社長(左)の説明を受ける川野さん一家=長崎市伊王島町1丁目

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