メクル第301号 臨海学校で大学生と交流 平戸・生月の小学生ら

 長崎県平戸市生月(いきつき)町などの小学4~6年生約30人が、先生を目指す大学生ら約40人といっしょに和歌の創作(そうさく)や劇(げき)などに取り組む「生月臨海(りんかい)学校」が8月22日から4日間、同町中央公民館などでありました。

 子どもたちは初日、大学生のお兄さん、お姉さんと対面した後、七つの班(はん)に分かれ、「一生懸命(いっしょうけんめい)」など各班の目標(もくひょう)をイメージしたイラスト入りの班旗(はんき)を製作(せいさく)。同市立生月小に移動(いどう)し、大縄飛(おおなわと)びで交流を深めました。

 翌(よく)23日は大学生たちが、明治維新(いしん)期に活躍(かつやく)した西郷隆盛(さいごうたかもり)の生きざまをテーマにした歴史劇を披露(ひろう)。子どもたちは学生のアドバイスを受けながら劇の感想文も書きました。翌24日はみんなで和歌を詠(よ)み、班ごとに寸(すん)劇を発表しました。

 市立山田小6年、田中佑奈(たなかゆな)さん(11)は「縄跳(なわと)びでみんなとのきずなが強まりました」と感想を語り、同生月小5年、藤田望愛(ふじたのあ)さん(10)は「力を出し切るという班の目標を全員が守れました」と話しました。

歴史劇の感想文を書くために大学生からアドバイスを受ける子どもたち=平戸市生月町中央公民館

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