インディカー第16戦ポートランド:初日はブルデーがトップ。琢磨も上々の手応え

 ポートランド・インターナショナル・レースウェイで開催されているインディカー・シリーズ第16戦。31日に行われた2回のプラクティス走行では、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)がトップタイムをマーク。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、総合12番手につけている

 残り2戦となったインディカー・シリーズ。第16戦の舞台は、ポートランドの1.964マイルロードコースだ。

 プラクティス1回目は、セバスチャン・ブルデーが57秒3975でトップ。ランキングトップのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)も0.0246秒差で2番手につけ、3番手にはここ数戦不調のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が続いた。

 佐藤琢磨は、ランキング2位のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)に続く8番手と上々の滑り出しを見せる。

 プラクティス2回目では、前戦を勝利したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がタイムアップを果たし、このセッションでトップとなる57秒4053を記録。総合でも2番手と予選に向けて順調な仕上がりを見せた。

「僕たちはシンプルにディクソンとロッシの前でフィニッシュするしかない。それができなければ、ソノマでチャンピオン獲得のチャンスはなくなってしまうよ」とパワー。

 午後はタイムを更新できずに総合12番手で終った佐藤琢磨。

「昨日のテストが良かったので、クルマとコースの理解度が深まり、今朝の走行はとてもポジティブでした。クルマは競争力がありましたね。リーダーから0.5秒差で、とても勇気づけられたし、バランスも良かった」

「午後はクルマのバランスを改善しようとしましたが、午前ほど良くなかったですね。距離は短いですが、難しいサーキットですよ」とコメントしている。

インディカー・シリーズ第16戦ポートランド初日総合結果

Pos. No. Driver Team Engine Time Session

1 18 S.ブルデー デイル・コイン・レーシング H 57.3975 P1

2 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 57.4053 P2

3 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 57.4221 P1

4 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ・オートスポート H 57.4668 P2

5 39 S.フェルッチ デイル・コイン・レーシング H 57.4818 P2

6 1 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 57.5836 P1

7 60 J.ハーベイ マイケル・シャンク・レーシング H 57.6984 P2

8 88 G.チャベス ハーディング・レーシング C 57.7222 P2

9 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 57.7225 P2

10 20 J.キング エド・カーペンター・レーシング C 57.7873 P1

11 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 57.7892 P1

12 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 57.7915 P1

13 21 S.ピゴット エド・カーペンター・レーシング C 57.8314 P2

14 5 J.ヒンチクリフ シュミット・ピーターソン H 57.8472 P2

15 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 57.8552 P2

16 10 E.ジョーンズ チップ・ガナッシ H 57.8816 P1

17 23 C.キンボール カーリン C 57.885 P2

18 6 C.ムニョス シュミット・ピーターソン H 57.9141 P2

19 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 57.9253 P2

20 59 M.チルトン カーリン C 58.0145 P2

21 19 P.フィッティパルディ デイル・コイン・レーシング H 58.0825 P2

22 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 58.0963 P2

23 14 T.カナーン A.J.フォイト・レーシング C 58.1937 P2

24 4 M.レイスト A.J.フォイト・レーシング C 58.2488 P2

25 32 A.セリスJr. ユンコス・レーシング C 58.5262 P2

※リザルトは編集部調べ

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