ノラ攻略のカブスが快勝 今季最多の貯金26で2位と5G差

【カブス8-1フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

ナ・リーグ中部地区の首位を走るカブスは、サイ・ヤング賞候補の一人であるフィリーズ先発のアーロン・ノラに3本塁打を浴びせ、6回までに4点を先行。8回表にはリリーフ陣からさらに4点を追加し、フィリーズ打線の反撃を1点に抑えて快勝した。3回表にダニエル・マーフィーの9号ソロで先制したカブスは、4回表にアンソニー・リゾーの23号ソロ、5回表にハビアー・バイエズの30号ソロとカイル・シュワーバーのタイムリー三塁打で追加点。先発のジョン・レスターはフィリーズ打線に8安打を浴びながらも6回7奪三振無失点と好投し、今季15勝目(5敗)をマークした。

難敵ノラを攻略して快勝したカブスは、貯金を今季最多の26とし、ナ・リーグ中部地区の優勝争いにおいて2位に今季最大となる5ゲームの差をつけた。5回表に30号ソロを放ったバイエズは、自身初となるシーズン30本塁打と100打点を同時に達成。カブスの選手が25歳以下で30本塁打&100打点をマークしたのはアーニー・バンクス、ロン・サント、リゾー、クリス・ブライアントに次いで球団史上5人目の快挙となった。打点ランキングの先頭を走っているバイエズは、打率.299、21盗塁、OPS.912とその他の部門でも好成績を残しており、MVP候補にも挙げられている。チームは安定した戦いを続けており、バイエズが牽引するカブスが地区優勝のゴールテープを切る日もそう遠くはなさそうだ。

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