新生フォース・インディア、わずか2戦でランキング7位に。「ダメージを抱えていても速さがあった」とペレス:F1イタリアGP日曜

 2018年F1イタリアGP決勝で、レーシング・ポイント・フォース・インディアのセルジオ・ペレスは7位、エステバン・オコンは6位だった(決勝後、ロマン・グロージャンがマシン上の違反により失格になったため、ふたりはそれぞれひとつずつ順位を上げた)。

 ハンガリー以前のポイントは無効になったフォース・インディアだが、この2戦で32ポイントを稼ぎ、すでにランキング7位に浮上している。ハンガリーまでのポイントが有効なら、現在ランキング4位につけているはずだった。

 ※以下はリザルト変更前のコメント

■レーシング・ポイント・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=7位
 グリッドのかなり後方からスタートしたということを考えると、ここでポイントを獲得できてうれしいよ。

 残念ながら、レース全体を通して本当に大きなダメージを抱えて走っていた。ケビン(・マグヌッセン)とバトルをしていた際、彼は僕に抜かれた後、2度もシケインをカットしたんだ。彼はポジションを戻すように言われなかったが、レズモでもう一度並びかけることができた。すると彼は僕にスペースを残してくれず、イン側へと寄せてきた。ああいった高速コーナーでそういうことになると、接触事故になってしまう。結局僕のマシンはひどいダメージを負うことになってしまった。アンダーステアがひどかったから、すごく難しいレースになった。

 そういった問題があったにもかかわらず、僕らにはいいペースがあり、レース終盤ではエステバン(・オコン)のすぐ後ろまで浮上し、僕らはふたりともグロージャンの前を狙えるところまできていたんだ。

“トップ3チーム直下”にはなれなかったけれど、すべての出来事を考慮に入れると、今日はいい仕事ができていた。この2週間の結果は、チームがどれだけの強さを持っているかを証明している。たくさんポイントを獲得しているから、本当なら選手権4位につけられているはずなんだ。

 シンガポールではアップデートを持ち込む予定だ。今後の選手権の残り数戦でも、良いパフォーマンスが発揮できるといいね。

エステバン・オコン 決勝=6位
 今日の結果をうれしく思っている。6位を目標にしていたが、グロージャンに仕掛けるのに必要なアドバンテージが、僕らのペースにはなかった。それでもチームに7位と8位を届けられたのは、皆の努力の結果だ。

 スタートは本当にうまく決まったが、ターン1へのアプローチで芝に押し出されて、(コースに)戻る時にいくつかポジションを失ってしまった。その後は良いペースで走れて、(カルロス・)サインツJr.の前に出ることもできた。タイヤをいたわり、長持ちさせながら走ったよ。

 レース終盤、グロージャンに仕掛けるチャンスが一度だけあったけれど、うまくいかなかった。

 ヨーロッパでのシーズンを良い結果で終えることができたのはうれしい。良い調子のまま、勢いを保って“フライアウェイ”に出かけるよ。

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