好投のシールズを先発全員安打で援護 Wソックス完勝

【レッドソックス0-8ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

ホワイトソックスは先発のジェームス・シールズが6回4安打無失点と好投し、打線も先発全員安打となる15安打8得点の猛攻で援護。投打がガッチリと噛み合い、メジャー最高勝率を誇るレッドソックスに8対0で完勝した。初回にティム・アンダーソンの18号ソロなどで2点を先制したホワイトソックスは、2回裏にマット・デービッドソンのタイムリー二塁打で2点を追加。3回裏にアダム・エンゲルのタイムリー、4回裏にダニエル・パルカの20号ソロと着実に加点し、6回裏には内野ゴロの間に1点、8回裏にもヨルマー・サンチェスのタイムリーで1点を追加して勝利を決定付けた。ホワイトソックスはレッドソックスとの今季の対戦を終了。再建期のチームがメジャー最高勝率のチームを相手に4勝3敗と勝ち越したのは大健闘と言っていいだろう。

数多くの有望株を抱え、順調にチーム再建を進めているホワイトソックス。直近10試合で7勝3敗、直近19試合で13勝6敗、直近30試合で18勝12敗と徐々に勝敗にもその成果が現れるようになっており、選手たちのプレイにも自信が感じられるようになりつつある。4回裏に20号ソロを放ったパルカは「大きく負け越してしまっている(55勝82敗)けど、僕たちは良いチームだよ。とにかく自分たちのベストを尽くしている」と誇らしげにコメント。シーズンを通してイニングイーターとしての役割を全うしているベテラン右腕のシールズも「(ここ最近の快進撃は)このチームが今後数年間どんなチームになるかを表しているよ」と若手選手たちの潜在能力を高く評価する。今季のレッドソックスに勝ち越しているのはホワイトソックスのほかにアスレチックスだけ。アスレチックスがポストシーズン進出争いに加わっていることを考えると、来季のホワイトソックスは侮れないチームとなりそうだ。

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