ついに今週から開幕するUEFAネイションズリーグ。代表チームによる通年性のリーグ戦という革新的な大会が幕を開ける。
新たにルイス・エンリケ監督を迎えたスペイン代表チームは、先日メンバーを発表。まだ大きな変革はないが、ダビド・シルバの引退などでこれから入れ替えが進んでいくはずだ。
そこで今回は『Sportskeeda』がピックアップした「これからスペイン代表で輝くであろう5名の若手アタッカー」を見ていこう。
ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
ダビド・シルバの代表引退、そしてフアン・マタも今後年齢とともに衰えがやってくる。スペインはダイナミックなレフティを求めている。その答えはオヤルサバルになるかもしれない。
シーズンごとに成長を見せてきた彼は、そろそろ国際的な舞台で飛躍すべき時だ。
彼はスピードよりも知性に頼れるアタッカーであり、自由に外から中に入ってゴールに近づくことができる。それはダビド・シルバがこなしていた役割でもある。
ルイス・エンリケ監督が彼にそれを求めるかどうかは不明だが、オヤルサバルがウイングとして起用されれば、ストライカーにとっては大きな後押しになるはずだ。
サンティ・ミナ(バレンシア)
ガリシア生まれの若きミナがセルタで爆発したとき、多くの未来が予想された。ダビド・ビジャの再来であるようにも思われた。2016年にバレンシアへと移籍したとき、さらに期待は高まった。
しかし怪我や態度などが問題となり、バレンシアでの2シーズンはあまりインパクトが見せられない状況にもなった。
ただ、マルセリーノ監督が就任したことで劇的な変化があり、昨季は12ゴールを記録。その攻撃性とスピード、仕事率、フィニッシュは代表チームにとっても選択肢となりうる。
ルイス・エンリケ監督が望むなら、代表チームでロドリゴとのコンビを再現させてもいいし、ジエゴ・コスタの後ろで起用してもいいだろう。ウイングでも使える。それはまさにビジャのような役割になる。
パブロ・フォルナルス(ビジャレアル)
ビジャレアルのマエストロは、次世代のスペイン代表で中心的な存在になる可能性を感じさせる。
ボックス・トゥ・ボックス・プレーヤーとしてプレーする彼の能力は、セルヒオ・ブスケツやロドリと衝突するようなものではないし、より前でも起用できる。
むしろ彼がいることで、ウイングやストライカーはより攻撃的なプレーに集中することもできるのではないか。
彼はビジャレアルに来てから素晴らしいパフォーマンスを見せている。昨季のリーガでは傑出した選手の一人だった。
今季はチームとともにやや苦労しているが、サンティ・カソルラとともにプレーすることは、彼の今後にも大きな好影響があるはずだ。
イニャキ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)
2018-19シーズンは、イニャキ・ウィリアムズが完全に解き放たれる年になるように見える。スペイン代表では親善試合でしか使われていないが、期待は大きな存在だ。
ルイス・エンリケ監督は、デル・ボスケやロペテギよりも彼の能力を高く評価するタイプのコーチに見える。
イニャキのスピード、強さ、敏捷性、さらに知性。複雑な過渡期にあったスペイン代表にとっては、新鮮な息吹になるはずだ。
アリツ・アドゥリスが晩年を迎えていることから、その存在を置き換えるためにイニャキは重要な存在となる。今季大きな成長を遂げる可能性は高い。
マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)
スペイン代表が現在利用可能な選手の中で、マルコ・アセンシオは高く評価できる選手だ。
この22歳の選手は、ロペテギ監督のレアル・マドリーで今季はプレーの機会が増加する。これはエンリケ監督にとっても重要なニュースだ。彼はクラブで出場していない選手を招集しないと明確にしているからだ。
このリストの中では最も代表経験を持っている選手だ。まだ15回しか出場していないが、これからすぐに増えていく。
スペイン代表では新たなサイドのキープレーヤーになるはずだ。ペナルティエリアの外から決められる長距離ショット、落ち着き、聡明さ。いろいろな役割がこなせる。
イスコがいなければトップ下でも起用できるし、アシストもゴールも期待できる。今季開幕からのプレーを見れば、スペインでも重要な役割を任せていいはずだ。