FIFA年間表彰、なでしこ高倉監督が最終候補に “ゴミ拾い”の日本サポもノミネート

アジアを制し、笑顔でトロフィーを手にする高倉監督 photo/Getty Images

国際サッカー連盟(FIFA)は3日、『THE BEST FIFA FOOTBALL AWARDS 2018』における各部門の最終候補を発表した。なでしこジャパンの高倉麻子監督と日本代表サポーターが、見事ノミネートされている。

高倉監督は、女子チーム最優秀監督賞の最終候補者の1人に選ばれた。オーストラリア代表との激闘を制し、なでしこジャパンをAFC女子アジアカップ制覇へ導いたことが評価されたようだ。他には、リヨンを女子チャンピオンズリーグ優勝へ導いたレイナール・ペドロス監督と、昨年の同賞の受賞者であり、女子W杯欧州予選で無敗無失点の快進撃を続けるオランダ代表の指揮を執るサリナ・ウィーグマン監督が最終候補に名を連ねている。

また、最優秀ファン賞の部門では、最終候補にチリ2部プエルト・モントのサポーターを務めるセバスティアン・カレラ氏、36年ぶりの出場でロシアW杯を盛り上げたペルー代表サポーターが選ばれる中、同大会においてゴミ拾いで注目を集めた日本代表とセネガル代表の両サポーターがノミネート。FIFAは「サポーター同士が、他とは比べ物にならないほどの敬意を示した。試合後にスタジアムを清掃している彼らの画像は、世界中から大きな称賛を受けていた」と評価している。

なお、栄えある受賞者はファン投票によって決定され、9月24日にロンドンで行われる『THE BEST FOOTBALL AWARDS 2018』の式典で発表されることとなっている。

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