台風21号の雨、県西部で5日昼までに300ミリ 気象台が注意喚起

 横浜地方気象台は4日、台風21号に関する気象情報を更新し、5日昼までの予想雨量を東部の多い所で180ミリ、西部は300ミリとした。21号は4日正午ごろ徳島県南部に上陸。今後速度を速めるが、神奈川県内では5日朝にかけて、高波や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けている。

 気象台によると、県内では5日朝にかけて、雷を伴って1時間30ミリ以上の激しい雨となり、西部では同50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所がある見込み。県西部を中心として大雨になる恐れがあり、気象台は既に相模原市や小田原市などに大雨警報を発表している。落雷や竜巻などにも注意を促している。

 5日にかけて予想される最大瞬間風速は、海上、陸上とも30メートル。波の高さは相模湾と東京湾(三浦半島)で5メートル、東京湾(横浜・川崎)は2・5メートルを見込んでいる。

横浜地方気象台

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