CAの睡眠事情
CAは、日帰りのフライトだけでなく、ステイを含むスケジュールのフライトもしばしば。
体力を使う仕事ですし、時差のある地域に行くこともあります。
ステイ先でもしっかりと睡眠をとり、体調管理をすることも業務の一つといっても過言ではありません。
さて、実際にどのようなことに気を付けているのでしょう。
わたしが普段ステイ先で気を付けていることを3つご紹介致します。
その1 快適な温度・湿度
わたしが最初にすることは、室内環境を整えることです。
特に温度や湿度には気を付けています。
エアコンの効きが良いホテルでは、夏場は初期設定のままにしておくと寒くて風邪をひいてしまいます。
ですので、必ずエアコンの温度や風量の設定を変えています。
逆に冬場はエアコンで部屋を暖めるだけでなく、室内が乾燥しやすいため湿度も保つようにしています。
ホテルで加湿器を貸し出している場合は、ぜひ使いましょう。
それ以外にも、バスタブに湯を張った状態でバスルームの扉を少し開けておいたり、濡れたタオルや洗濯ものを室内に干したりすることで湿度調節はできます。
試してみてくださいね。
その2 寝心地の良い寝間着
皆さんは普段どんな服で寝ていますか。
寝るときに着る服も睡眠の質を左右します。
人は眠っている間、一晩で30回ほど寝返りを打つと言われています。
そうすることで、体の調子を整えたり、寝心地の良い環境を作ったりしているのです。
そのことから、パジャマには薄手のものが適しています。
厚手の素材やフードのついたものだと寝返りが打ちにくいので、おすすめできません。
他にもゆったりしたデザインや肌触りの良さも大切なポイントです。
また、季節に応じて通気性や保温性に優れているものを選ぶと良いでしょう。
夏はTシャツに短パンのような格好で寝る方もいらっしゃると思いますが、寝冷えの原因にもなってしまうので、注意が必要です。
わたしがステイ先に持っていくパジャマは、年間通して長袖長ズボンが基本です。
日本のホテルにはパジャマが置いてあるところもありますが、使うことはありません。
上に書いたような寝返りや着心地以外にも、自宅にいるような安心感を得られるのも私物のパジャマの良い点だと思っています。
その3 ベッドに入るタイミング
CAをしていて受けた質問の中で一番多いものは、時差ボケについてです。
わたしは普段仕事で海外に行っても日本に戻ってきた時も、時差ボケをしていると感じることはあまりありません。
しかし、それでも気を付けていることが2つあります。
それは、「現地時間に合わせて生活すること」と「昼寝をしないこと」です。
現地時間で生活するというのは、例えばロングフライトで現地の到着が昼間だとしたら、通常通り夜まで過ごして現地時間の夜になったら寝るということです。
フライト時間と合わせるとかなり長時間起きていることになりますが、日本時間に合わせてしまうと中途半端な時間に寝ることになってしまいます。
そうすると、現地時間の夜中に目が覚めてしまい、翌日に影響するからです。
もちろんCAの中には、上手に昼寝をすることができる人もいます。
しかし、わたしは一度寝たら数時間は寝てしまうことを自分でわかっているので、どんなに疲れていても現地時間の夜までは寝ないようにしています。
そのかわり、普段よりも早めにベッドに入ります。
ぐっすり眠って、明日も元気に
CAにとって、ホテルライフも日常です。
多くのCAは、自宅同様しっかりと休める工夫をしています。
みなさんも旅行先や出張先で、ぜひ試してみてくださいね。