戦列復帰のパドレス・ミッチェルが好投 移籍後初勝利

【パドレス6-2ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

パドレスは右肘の故障で6月中旬に故障者リスト入りしていたブライアン・ミッチェルがおよそ3ヶ月ぶりに戦列復帰。およそ4ヶ月ぶりの先発登板で5回2安打1失点の好投を披露し、パドレス移籍後初勝利をマークした(今季1勝3敗)。ミッチェルは初回にスティーブン・スーザJr.に先制タイムリーを浴びたものの、その後はダイヤモンドバックス打線をシャットアウト。パドレス打線は2回表にフランミル・レイエスの14号3ランで逆転し、4回表にもレイエスが2打席連発となる15号ソロを放った。8回表にはオースティン・ヘッジスが2点タイムリーを放ってリードを5点に広げ、ダイヤモンドバックスの反撃は8回裏のポール・ゴールドシュミットのタイムリー二塁打による1点どまり。敗れたダイヤモンドバックスは4連敗となり、地区首位ロッキーズとのゲーム差が1.5に広がった。

今季初勝利をマークしたミッチェルは「一度に一つのことをしっかりやることを心掛けた。自分の立場は何も保証されていないから、今日のピッチングは大きなステップになったと思う」と復帰登板を振り返った。昨年12月にジャバリ・ブラッシュとのトレードでチェイス・ヘッドリーとともにヤンキースから加入し、開幕ローテーション入りを果たしたものの、7先発で0勝3敗、防御率6.47。5月中旬からブルペンに回り、右肘の故障により無念の戦線離脱となった。先発でもリリーフでも結果を残せなかったことが「自分の立場は保証されていない」という発言に繋がったとみられるが、復帰初戦は先発投手として見事なピッチング。アンディ・グリーン監督も「今日はしっかり仕事をしてくれたね」とミッチェルの好投を称えた。断トツの地区最下位に低迷しているパドレスだが、ミッチェルにとってレギュラーシーズンの残り1ヶ月は自身の価値を証明するための大事な期間となりそうだ。

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