台風21号 北海道で暴風・高波に警戒 広く大雨による災害のおそれも

台風21号の予想進路図

 台風21号は北海道の西を北上し、5日(水)朝には温帯低気圧に変わる見込み。北海道では昼前にかけて暴風に、夕方にかけて高波に警戒が必要だ。また、これまで降った大雨のため、地盤が緩んでいる所や増水している河川がある。西日本から北日本では、昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒、低地の浸水や河川の増水・氾濫にも警戒が必要だ。

 台風21号は、きょう午前3時には積丹半島の西側にあって、1時間におよそ85キロの速さで北へ進んでいる。台風は北海道の西を早い速度で北上し、朝には日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みだ。

予想される最大瞬間風速、波、雨の量(多い所)

暴風・高波

 北海道の一部が暴風域に入っており、北日本では非常に強い風が吹き、海上は大しけとなっている。北海道では昼前にかけて暴風に、夕方にかけてうねりを伴った高波に警戒したい。

大雨

 台風に流れ込む暖かく湿った空気により、北日本と東日本で大気の状態が不安定となっており、局地的に非常に激しい雨が降っている。また、これまでの大雨により、西日本でも地盤が緩んでいる所や増水している河川がある。
 北日本と東日本では、朝にかけて、雷を伴って非常に激しい雨の降る所がありそうだ。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に警戒する必要がある。また、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要だ。

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