山口氏と毛利氏、一騎打ち 9日投開票 川棚町長選告示

 任期満了に伴う東彼川棚町長選は4日、告示され、3選を目指す現職、山口文夫氏(71)=無所属=と、元町議で新人の毛利喜信氏(43)=無所属=が立候補し、一騎打ちとなった。同町長選が選挙戦になるのは8年ぶり。
 両候補は、いずれもJR川棚駅前で出陣式に臨み、町政の“継続”や“刷新”を訴えた。
 山口候補は子育て支援や財政健全化など2期8年の実績をアピール。「行政運営には財源の確保が重要。各種行政法を熟知する自分が町長にふさわしい」と支持を呼び掛けた。
 毛利候補は「国や県に頼るだけではなく、自ら財源をつくる発想が必要」と強調。ふるさと納税や民間委託で財源を創出し、子育て支援、駅周辺再開発など「未来への投資」を掲げた。
 投票は9日午前7時から午後6時まで町内6カ所で行われ、同7時半から町公会堂で即日開票される。
 有権者数は1万1753人(男5479、女6274)=3日現在、町選管調べ=。

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