マスグローブ好投で6勝目 パイレーツ投打噛み合い連勝

【レッズ3-7パイレーツ】@PNCパーク

パイレーツは先発のジョー・マスグローブが6回までレッズ打線をゼロに封じる好投を披露。7回表一死からスクーター・ジェネットに21号ソロを浴び、さらに一死一、三塁とピンチを広げたところで降板となったものの、7回途中8奪三振2失点の好投で今季6勝目(8敗)をマークした。初回にフランシスコ・セルベリのタイムリーで先制したパイレーツは、3回裏にグレゴリー・ポランコの2点タイムリー二塁打とホゼ・オスーナの犠牲フライ、4回裏にスターリング・マーテイの18号2ランで追加点を奪い、4回までに6点を先行。そのリードを生かして7対3で逃げ切り、2連勝でレッズ3連戦の勝ち越しを決めた。

今年1月にゲリット・コールの交換要員の1人としてアストロズから加入し、先発ローテーションの一角として期待されながらも右肩痛で出遅れた今季のマスグローブ。7月上旬には右手人差し指の感染による短期離脱もあったが、登板の過半数がリリーフだった昨季とは対照的に全17登板で先発し、3点台の防御率(3.75)をマークしている。この試合では1回表から5回表にかけて打者11人を連続で打ち取るなど安定したピッチングを見せ、最初の6イニングは少なくとも1三振を奪ってトータル8奪三振。球数が80球を超えた7回表に崩れ、スタミナ面に課題を残したが、先発投手としての役割を果たし、チームを勝利に導いた。後半戦に入って与四球が激減するなどピッチングの安定感が増しており、先発ローテーションの一角を担うに相応しい存在となりつつある。

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