インパクトを与えたい 韓国ガールズグループ日本デビュー

 韓国の7人組ガールズグループ「OH MY GIRL(オーマイガール)」が8月、メンバー全員による派生ユニット「OH MY GIRL BANHANA(オーマイガールバナナ)」として日本デビューを果たした。「たくさんの方にインパクトを与えたい」と意欲的に活動中だ。

 同月29日にミニアルバム「バナナが食べれないサル」(アリオラジャパン、通常盤2160円)をリリース。タイトル曲では「バナナを食べられないサルが、バナナ味のバナナ牛乳を飲んで幸せになる」という物語を、ポップなメロディーに乗せて歌っている。歌詞をはじめ、サルの耳や尻尾を付けて踊る「おしりかきダンス」など、ユニークなコンセプトが光る。

 最年少19歳のアリンは「日本の学生さんたちも、簡単なダンスで好きになるかなと思います」と期待。ラップ担当のミミは「楽しい曲ですが、苦手なことがあっても、自分の幸せは別に見つけられるというまじめな内容です」と込められたメッセージを明かす。

 2015年に韓国でデビュー。曲ごとに新しい姿を披露する「コンセプトの妖精」として人気だ。リードボーカルのスンヒは「人の感情にいろいろあるのと同じように、音楽に込められる感情もいろいろあると思う。いろんなスタイルを見せて、他の曲と雰囲気が違うなと感じてくれるとうれしい」と話す。

 全員が歌手デビュー前の練習生の頃から、日本デビューを夢見て日本語を勉強してきた。日本語が堪能なジホは「日本語でファンの皆さんと話したい」と笑みをこぼす。「日本のファッションスタイルが好きなので、日本のファッション雑誌に出てみたい」とは、ダンスが得意なユア。

 10月には、韓国でも新曲を発表する。リーダーのヒョジョンは「いろんな人が私たちに抱いているイメージに対して、どんな姿を見せていくか、いつもみんなで考えています。『バナナを-』は今までと全く違う強くて特別なコンセプト。新しい体験ができて楽しいです」と話した。 

右下から時計回りにスンヒ、アリン、ヒョジョン、ジホ、ミミ、ユア。他にビニもいる=神奈川新聞社(撮影・立石祐志)

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