【平成の長崎】チェルノブイリの少女6人 戸町小児童らと交流 平成4(1992)年

 チェルノブイリ原発事故の影響と思われる甲状腺異常を訴え検査のため来崎、3月6日に長崎市茂里町の日赤長崎原爆病院を退院したロシア、ベラルーシ両共和国の少女6人が3月7日、長崎市戸町2丁目、長崎市立戸町小学校(小山義徳校長、児童895人)を訪れ、両国の遊びを通して児童たちと交流した。
 少女たちは「コーシカ ミーシカ」(猫とネズミ)と呼ばれる遊びを実演。数人でつくる輪の中と外で猫(役)がネズミ(役)を追いかけるゲームで、楽しいひと時を過ごしていた。
 ことあと戸町中学校も訪れ、生徒たちと交流した。
(平成4年3月8日付長崎新聞より)

「コーシカ ミーシカ」を楽しむ子供たち=長崎市戸町2丁目、市立戸町小学校

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