【平成の長崎】宮沢首相が島原市と南高深江町を視察 被災者ら悲痛な訴え 平成4(1992)年

 「噴火災害に負けず頑張ってください」
 宮沢首相は3月14日、雲仙・普賢岳噴火災害の島原市と南高深江町を視察。
 被災住民との懇談や仮設住宅、水無川流域の土石流現場、農地復旧予定地などを見て回り激励した。
 食事供与事業の6カ月延長、雲仙岳災害対策基金の総額600億円への増額などに地元からは歓迎する声が高く、住民らは首相の視察を好意的に受け止めた。
(平成4年3月15日付長崎新聞より)

宮沢首相は仮設住宅を見て回り被災住民にお見舞いと励ましの言葉をかけた=島原市弁天町、霊丘公園

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