【平成の長崎】会場変更で準備に追われる 平和祈念式典 平成4(1992)年

 長崎市は8月1日、今年の被爆47周年原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(9日)の内容を発表した。
 会場は初めて別会場となる長崎市松山町の市営ラグビー・サッカー場。平和公園が地下駐車場工事で最低2年間使えないための変更。
 ラグビー・サッカー場は会場に平行してJR長崎線、路面電車が走るなど問題点も多く、長崎市は対応に大わらわ。
 長崎市は両社に減速運転を要請するとともに幅1・8メートル、長さ160メートルの防音シートを張ることになった。
 正面ステージの後ろには市営野球場のスコアボードがあり、目隠しに大きな白い布を張る予定。
(平成4年8月2日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

平和祈念式典の会場づくりが進む市営ラグビー・サッカー場=長崎市松山町

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