三協立山子会社製造の鉄道車両構造体、本社受付前に展示

 三協立山は今月から、富山県高岡市の本社受付前に欧州子会社が手掛ける鉄道車両構造体の実物を展示している。大型のアルミ形材を精密に押し出せる技術力や、高い信頼性が求められる鉄道分野での実績を訪れる人にアピール。国内外の非建材分野でビジネスの幅をさらに広げたい考えだ。

 車両用構造体は、大型の押出形材に曲げや溶接などの加工を施して製造する。型材は欧州子会社ステップGがドイツに有する工場で押し出したもの。ドイツのボン工場は欧州最大規模の押出設備を配備していることなどが特長。鉄道関連で豊富な出荷実績を有している。鉄道用構造体の展示は今後半年間行う予定となっている。

© 株式会社鉄鋼新聞社