【平成の長崎】ペットたちの里親探し 普賢岳噴火災害で保護 平成4(1992)年

 雲仙・普賢岳噴火災害で保護されたペットたちの里親探しが8月23日、長崎市茂里町の長崎市動物管理センターであった。
 長崎県が南高瑞穂町の獣医師に委託して保護、飼育している28匹のうち成犬11匹と子犬2匹。長い“避難生活”で寂しさが募るのか、人が近づくとしっぽを振って甘えるような鳴き声を上げ、新しい飼い主が現れるのを待った。
 里親が決まったのは成犬2匹と子犬1匹だけに終わったが、今後も里親探しは継続。「あなたの愛情を分けてください」と関係者。
(平成4年8月24日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

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