【ブンデスリーガ】ボアテング移籍破談の舞台裏…原因はPSGの態度にあった⁉

ロシアワールドカップ前後から巷を騒がせていた、バイエルン・ミュンヘン所属のドイツ代表DFジェローム・ボアテングの移籍問題。パリ・サンジェルマンが獲得間近と言われていたが、結局ボアテングはバイエルン残留となった。退団濃厚だったボアテングはなぜ一転して残留となったのか。そこには両クラブの交渉の際に起きたPSGの態度にあったようだ。

PSGは今夏に、バイエルンからボアテングとレナト・サンチェスの獲得を狙っていた。中盤と最終ラインの強化を図っていたPSGにとっては、バイエルンに退団希望を伝えていたボアテングとレギュラーが確約されていないサンチェスはまさにうってつけの選手だったからだ。しかし、話し合いの際にバイエルンが設定した移籍金4800万ユーロ(約61億円)にPSGが拒否を示し執拗に値下げを要求した結果、バイエルンのウリ・ヘーネス会長の逆鱗に触れ交渉が決裂。そうしている内に移籍市場締め切りの8月31日を過ぎ、ボアテングは残留となったようだ。

ドイツメディアのインタビューに応じたバイエルンでスポーツ・ディレクターを務めるハサン・サリハミジッチは、「ボアテングに関してはどんなオファーも受け付けていない。バイエルンをリスペクトしてないクラブとは交渉する余地はないよ。彼らの交渉には笑ってしまった。もし移籍を成立させるなら、そのクラブと選手に対し深い関心を示さなければならない」とコメント。バイエルンを怒らせてしまった代償は大きく、PSGはサンチェスさえも獲得に失敗してしまったようだ。

参照『90min』

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