「毎日黒板」 こんにゃく屋の店先に並ぶ言葉

 9月3日の黒板。「させぼの一休さん。商売繁盛のコツ、教えて~」。「正直に腐らず本物を造りなさい。そうすれば、沢山のお客さんが来っさ~」-。日替わりで店先に並ぶ言葉が、買い物客を楽しませている。

 井手蒟蒻店(佐世保市万津町)の「毎日黒板」。店主の井手崇裕さん(40)が、日付の語呂合わせで気ままに記している。「黒板に書いたら味がある字ね」と妻に乗せられ、5月から始めた。

 作文は大の苦手だが、黒板だと日ごろの思いがすらすら出てくるという井手さん。「『こんにゃくおいしい』と言ってもらえるのが一番うれしいが、黒板の感想も待っています」

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