CLとW杯のダブル達成でもDFはバロンドールに届かないのか ヴァランは興味なしと強調

フランス代表のヴァラン photo/Getty Images

バロンドールを獲得するためには個人の成績はもちろん、チームとしてタイトルを獲得できたかが重要視される。その点において、レアル・マドリードDFラファエル・ヴァランほどふさわしい選手はいないだろう。クラブ、代表の両方でタイトルを荒稼ぎしているからだ。

レアルは現在チャンピオンズリーグを3連覇中で、今夏にヴァランはフランス代表の主力としてロシアワールドカップも制覇。まだ25歳だが、あらゆるタイトルを獲得してしまったのだ。チャンピオンズリーグとワールドカップのダブル達成となれば、当然バロンドールなど個人賞にふさわしい。しかし、ヴァランを推す声はあまり多くない。ここにDFが個人賞を獲得する難しさがあるのだろう。

スペイン『as』によると、ヴァラン自身も個人賞にはあまり興味がないようで、バロンドールを獲得できなくても落胆することはないと組織での成功が大事だと語っている。

「バロンドールについて言ってくれるのは嬉しいけど、それは組織の中で話すことではないね。バロンドールは個人賞で、僕たちは集団スポーツをしているんだ。バロンドールは目標ではないし、勝ち取れなくても失望しないよ。昨季が素晴らしいシーズンだったのは間違いないけどね。他にも名前は挙げられていないけど、カンテ、ポグバのように成功した選手もいる」

ヴァランはこれだけタイトルを獲得しているのに、世界最高のセンターバックと絶賛される機会もあまり多くない。ふさわしい評価を得ていない選手とも言えるが、本人はあまり気にしていないようだ。

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