実は他のポジションをやっていた!名ゴールキーパーたち5名

『Sportskeeda』は5日、「他のポジションからコンバートされて名ゴールキーパーとなった5名の選手」という記事を掲載した。

サッカーにおいてゴールキーパーは特殊なポジションであると言われており、スペシャリストを必要とする場所だ。

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しかし、プロとしてデビューする前には他のポジションをこなしていた選手もおり、ときにはプロでも兼任していたという珍しい者も…。

ホセ・マヌエル・ピント

バルセロナで2番手を長く務めていたことで、我々はよくホセ・マヌエル・ピントのことを覚えている。

彼は2008年にセルタ・デ・ビーゴからバルセロナにやってきて、その後カンプ・ノウで10年間プレーしてきた。

このスペイン人は、少年時代は守備的ミッドフィルダーとしてプレーしていたことで知られている。

しかしそれからゴールキーパーに転身し、バルセロナでは16回のタイトル獲得を経験した。ただ、彼がピッチ内で貢献したわけではないが…。

プロサッカーを辞めたピントは、その後音楽に没頭。レコード・プロデューサーとして自身のレーベルも展開している。

アドリアン

現在ウェストハム・ユナイテッドでプレーしているブGKアドリアン。彼もフィールドプレーヤーから後方へと下がっていった選手の一人だ。

彼は少年時代に所属していたCDアウタイレでストライカーとしてプレーしており、10歳まではゴールを狙う役割だった。

しかし、チームの守護神を務めていた選手が退団してしまったため、彼が急遽ゴールキーパーを務めることになり、そのままポジションを守ったという。

アドリアンはかなり遅咲きの選手であり、25歳でベティスのトップチームでデビューを果たした。それもレギュラーGKの退場処分があったからだった。

そのチャンスを掴んだ彼はその後評価を高めていった。少年時代にポジションを手にしたときと同じようにだ。

ホルヘ・カンポス

あのメキシコの伝説的なゴールキーパーであるホルヘ・カンポスは、小柄な選手でも運動能力とスキルで守護神を務められることを証明した人物だ。

彼はそのフィジカル的能力、派手なパフォーマンス、そしてリスキーなスタイルでのプレーによって、この世代で最高にエキサイティングなGKとして知られた。

たびたびラインを超えて、彼はファンに軽い心臓発作を起こすような行動をした。

そして、なんと彼はプーマス時代にはストライカーとして実際にプレーした経験を持っており、シーズン14ゴールを決めたこともある。

ティボー・クルトワ

おそらく現代で最も有名なのはクルトワだろう。この身長でありながらも、圧倒的な反射神経を持っている。さらに優れたポジショニングセンスとブロッキングがある。

しかし、実は彼はもともとからその才能を評価されていたたわけではない。地元のクラブであるビルゼンVVに所属したときは、彼は左サイドバックとしてプレーしていた。

そして、1999年に7歳でラシン・ヘンクに所属した際にゴールキーパーへとコンバートされたのだ。

それ以来彼はキャリアで大きな飛躍を遂げていき、今や世界で最高クラスのクラブであるレアル・マドリーのゴールキーパーとなっている。

ダビド・デ・ヘア

プレミアリーグ初年度はやや苦戦したものの、その後マンチェスター・ユナイテッドの守護神として成長を遂げ、今やスペイン代表でも確固たるポジションを手に入れた。

しかし、彼ももともとゴールキーパーを一生の仕事にしようと決意していたわけではない。

彼のかつてのコーチであるホセ・マリア・クルスが明かすところによれば、デ・ヘアはもともとゴールを量産するストライカーだったという。

「このスクールでは14歳までフィールドプレーヤーだった。ここではフットサルもやっていた。彼はそこで前線をやっていて、トップスコアラーだった」

ただデ・ヘアはその後自分でゴールキーパーになることを決め、そこがもっとも自然なポジションであると気づいたという。

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