今夏モナコからフランス代表MFトマ・レマルを引き抜いたアトレティコ・マドリード。レマルは複数の強豪クラブが獲得を望んでいたタレントだったが、アトレティコが獲得に動いたのはFWアントワーヌ・グリーズマンのリクエストがあったからとも言われていた。2人は同じフランス代表で、グリーズマンは以前からレマルを評価していたのだ。
仏『L'Equipe』によると、グリーズマンはレマルがアトレティコの欠点を改善する人物だと考えていたようで、レマルの獲得を熱望していたことを明かしている。
「彼は22歳だが、その年齢で彼ほどのプレイするのは難しい。僕たちは良質なラストパスが必要で、それが弱点だった。彼はそれをもたらせる。彼はすでに重要な選手なんだ。知的で、全てを理解している。ペースを落とす時なのか、スピードアップする時なのかをね。経験を積めば彼はトップレベルの選手になれる」
ラストパスの質が弱点と答えたグリーズマンは、これまでアトレティコの攻撃に納得できていない部分があったのだろう。自身へ良質なパスを出せる選手を獲得してくれとの思いがあり、第一候補がレマルだったというわけだ。アトレティコは今季開幕からやや躓いているが、レマルとグリーズマンの黄金コンビはいつ爆発するのか。レマルのラストパスに注目だ。