【台湾プロ野球】ファン長年の願いが実現 来季からオーストラリアチーム参入へ

 

 現在の台湾プロ野球(CPBL)は全4球団あり、ラミゴモンキーズ、中信兄弟、統一ライオンズ、そして富邦ガーディアンズで構成されている。近年ではその中でもラミゴが日本プロ球団と積極的に交流しており、少しずつ日本のファンにも認知され始めている。

 前後期各60試合ずつで開催されている台湾球界。4球団のみとなればほぼ同じ相手としか試合をすることができない。そこで多くの台湾人のファンが待ち望んでいるのは球団の増加だ。10年前に発覚した八百長問題の影響で現在の形となっている。現在のCPBLのコミッショナーを務める呉志揚氏に期待されていることでもある。

 今シーズン途中には沖縄県とオーストラリアが台湾で球団を持ちたいという希望があることが報道された。現在では沖縄側の具体的な動きはないものの、オーストラリア側はCPBLに球団計画書を提出している。選手構成はオーストラリア人選手7割、台湾人選手3割の構成で2019年から二軍で経験を積み、2021年から一軍に参入するという。

 オーストラリアは日本球界でいうオフシーズンにシーズンが始まるため、選手達にとって試合経験を積む絶好の機会となる。昨年は一軍に在籍する台湾人選手が現地でプレーしたこともあって両国は良い関係を築いているようだ。オーストラリアチームはこれから選手編成など具体的な準備に取り掛かる。果たして次はどのようなニュースが飛び込んでくるのだろうか。

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