近代化支えたドライドック 横須賀基地の造船所見学ツアー参加者募集

 米海軍横須賀基地内(横須賀市)のドライドックを見学するツアーが11月10日、開かれる。同基地司令部の協力を得て、横須賀市が主催する。9月27日まで、参加者を募集している。

 ドライドックは、現在の同基地内にあった旧横須賀製鉄所(造船所)の施設。旧軍の艦船を建造するため国内で初めて整備され、日本の近代化を支えた。2016年に旧軍港4市で認定された日本遺産の構成文化財にもなっている。

 ツアーの定員は計480人。40人ずつ12のグループに分かれ、ガイドの説明を受けながら、3カ所のドライドックを1時間かけて見学する。

 対象は日本国籍の小学生以上で、参加費は110円。当日は原則、パスポートや学生証などの身分証明書が必要になる。ただし、小学生は不要。

 応募者多数の場合は抽選し、10月下旬に結果を通知する。申し込みは市コールセンター電話046(822)2500。

横須賀米海軍横須賀基地内のドライドック(横須賀市提供)

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