世界選手権代表を含めた全日本女子チームが9月10日、愛知県の至学館大で合宿をスタートした。当初は、この日から北海道・旭川で合宿する予定だったが、6日に発生した北海道胆振東部地震のため中止。急きょ、OGを含めて世界選手権代表が8選手いる至学館大で合宿することになった。西口茂樹・強化本部長が参加した。
地方での合宿は、練習のマンネリを防ぎ、その地ならではの声援を受けて刺激材料も多い。中止は残念なことで、選手にも戸惑いがあると思われるが、笹山秀雄・女子強化委員長（自衛隊）は「言っても仕方ないことは考えない。（代替地がなくて）中止になったのではない。こうしてできたことをプラスに考えたい」と、災いを転じて福となす姿勢。
大会史上初めて金メダル「0」に終わった先月のジャカルタ・アジア大会では、「思い切って踏み込めない選手が多かった」という反省があった。この克服へ向け、「勇気をもって攻める姿勢を身につけさせる」をメーンテーマに、レベルアップをはかる。
合宿は14日まで行われる。
