【セーリングW杯江の島大会】県内ゆかり4選手、健闘誓う 知事と藤沢市長が激励

 11日から藤沢市江の島で競技が始まるセーリングのワールドカップ(W杯)シリーズ江の島大会にエントリーしている神奈川ゆかりの4選手が、黒岩祐治知事と藤沢市の鈴木恒夫市長から激励を受けた。

 8月の世界選手権の女子470級で日本史上初の優勝を飾ったペアで、江の島を練習拠点としている吉田愛(37)、吉岡美帆(28)の両選手は「東京五輪の金メダルへ、あと2年しっかり頑張る」「普段練習している江の島でいい成績を残したい」とそれぞれ力強く応えた。

 6日に大会会場の江の島ヨットハーバーで知事らを出迎えたのは、吉田、吉岡両選手のほか、土居愛実選手(25)と八山慎司選手(31)。土居選手はアジア大会の女子レーザーラジアル級を制覇し、藤沢市在住の八山選手もアジア大会の男子49er級でペアの古谷信玄選手(29)と頂点に立つなど、2人とも世界で活躍している。

 知事は「日本人選手の大活躍でセーリングが盛り上がる。東京五輪に向けて大いに心強い」と述べ、市長は「藤沢ゆかりの選手の金メダルを市民も喜んでいる。W杯も頑張って」とエールを送った。

 土居選手は「W杯でも自分らしいレースを」と意気込み、八山選手は「日本代表として頑張るので応援を」とアピールした。

土居(左から)、吉田、吉岡、八山選手を激励する黒岩知事(右端)と鈴木市長=6日、江の島ヨットハーバー

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