ラグビー「トップチャレンジリーグ」開幕、釜石シーウェイブス初戦惜敗 進藤新日鉄住金社長ら応援

 ラグビーのトップチャレンジリーグが先週8日に開幕。釜石シーウェイブスは9日、東京・秩父宮ラグビー場で三菱重工相模原ダイナボアーズとの初戦に臨んだ。スタンドには多くの応援が詰めかけ、新日鉄住金の進藤孝生社長、中村真一副社長、廣瀬孝執行役員、友野宏相談役らも熱い声援を送った。

 同リーグでは、トップリーグへの昇格を目指す全8チームがしのぎを削る。昇格には、1回戦総当たりで争う第一ステージで4位以上に入ることが絶対条件。釜石シーウェイブスは外国人選手ら約20人の新戦力を補強し、新シーズンに臨む。

 相手の三菱重工相模原ダイナボアーズは、昨年の入れ替え戦で惜しくもトップリーグ昇格を逃した強豪。試合は序盤からダイナボアーズのペース。後半に入りシーウェイブスもスクラムやラック、モールで押し込むシーンが随所に見られたが、42対17で惜しくも初戦を勝利で飾ることはできなかった。

 進藤社長は「力じゃあまり負けていない気がしたけど、要所でのタックルで差が出たかもしれない。トップリーグ昇格を目指して、第一ステージ残り試合をぜひ頑張ってほしい」とエールを贈った。釜石シーウェイブスの桜庭吉彦ゼネラルマネージャー兼監督も「試合結果は残念だったけど、まだ始まったばかり。残り試合を全力で戦い抜く」とリスタートを誓った。試合終了後の場外は、選手と記念撮影やサインを求める多くのファンで賑わった。

 釜石シーウェイブスの次戦は今月16日、秋田市のあきぎんスタジアムでマツダブルーズーマーズと対戦する。

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