イングランドのエースであるハリー・ケインを使い続けるか否か。ガレス・サウスゲート監督は今後に向けて大きなジレンマを抱えている。
ケインは昨シーズン、トッテナムと代表を含めた公式戦61試合に出場した後、ほぼ休むことなく今シーズン開幕戦に先発出場している。そのためケインにかかる負荷は大きく、このままプレーし続ければいつ疲労で大けがを負ってもおかしくないコンディションにある。サウスゲート監督はケインを休ませようと12日に行われるスイス戦を欠場させようとしているが、クラブも代表もケインに頼りっきりなのが現状だ。
今回代表に招集されたFW陣はマーカス・ラッシュフォードやダニー・ウェルベックがいるも、得点力を考慮するとどうしてもケインに見劣りしてしまう。トッテナムに至っては今夏の補強がゼロだったこともあり、ケインが不在だと攻撃が成り立たない状態に陥っている。サウスゲート監督は「ハリーはどれだけプレーできるか確認しなければならない。ワールドカップの後、選手たちとは目標について少し話をした。選手はクラブが所有しているので、彼らは自分自身のために正しいことをしなければならない。ハリーを休ませて他の選手を出場させることは、中長期的に見て必要な事の一つ。試合に出れば彼らもスピリットを見せてくれるだろう」とコメント。ケインを休ませるのも必要な事だと説明している。
