8日(日本時間9日)に行われたテニスの全米オープン女子シングルスで初優勝した大坂なおみ選手。決勝で元世界女王のセリーナ・ウィリアムズ選手を打ち負かし、偉業を成し遂げた。「新女王の誕生」「勝利の序章」「さらなる高みへ」。毅然としたプレー、相手への敬意、インタビューの謙虚な様子。多くの人が、20歳のトップアスリートの姿勢に魅了された。これまでの写真や談話をまとめた。(構成 共同通信=柴田友明)
大坂なおみ選手の9日の談話
一つの目標を達成できた
(優勝は)まだ実際に起きたこととは思えない。セリーナ(ウィリアムズ)と全米オープン決勝でプレーするのは夢だった。それがかなってうれしい。楽しもうと思ってプレーし、一つの目標を達成できた。
セリーナとプレー夢だった
みんな彼女(セリーナ・ウィリアムズ)を応援していたのは知っている。こんな終わり方ですいません。セリーナと全米オープン決勝でプレーするのは夢だった。それがかなってうれしい。プレーをしてくれてありがとう。
略歴
大坂 なおみ 3歳から米国で育った。13年に15歳でプロ転向。16年に四大大会デビューの全豪オープンで3回戦に進出するなど躍進し、女子ツアーを統括するWTAの最優秀新人賞に輝いた。今年3月にBNPパリバ・オープンでツアー大会初優勝。ハイチ出身の父と日本人の母を持ち、姉のまりもテニス選手。日清食品。180センチ。20歳。大阪市出身。