デトロイト凱旋のバーランダー 10Kの好投で今季15勝目

【アストロズ3-2タイガース】@コメリカ・パーク

昨年8月にタイガースからアストロズへトレードされたジャスティン・バーランダーが、アストロズ移籍後初めてタイガースの本拠地コメリカ・パークのマウンドへ。バーランダーは慣れ親しんだマウンドで7回104球を投げて被安打6、奪三振10、与四球1、失点2という好投を見せ、今季15勝目(9敗)をマークした。アストロズは1点を先制された直後の3回表に二死一、三塁のチャンスを作り、タイガース先発のフランシスコ・リリアーノの暴投で同点。さらにタイラー・ホワイトとマーウィン・ゴンザレスがタイムリーを放ち、この回3点を奪って逆転に成功した。

「正直に言って、自分がどういう風に感じるのか自分でもわからなかったんだ」とバーランダーは登板前の心境を振り返った。「普通のレギュラーシーズンの1試合と違うということはわかっていた。いつも通りに準備して集中していたつもりだったけど、場内にトリビュート・ビデオが流れたときはそれを見ずにはいられなかったね」とバーランダー。「たくさんの素晴らしい思い出がある」という古巣の本拠地のマウンドに立ち、古巣のファンが見守る前で見事なピッチングを披露した。なお、バーランダーはこの試合で今季250奪三振を突破。同僚のゲリット・コールもすでに251奪三振をマークしており、同一球団での250奪三振右腕コンビ誕生は史上初の快挙となった。

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