アストロズが3本塁打で奪ったリードを守って逃げ切り

【アストロズ5-4タイガース】@コメリカ・パーク

アストロズはホゼ・アルトゥーベの12号先頭打者アーチで先制に成功すると、2回表にトニー・ケンプの6号2ラン、4回表にはタイラー・ホワイトの12号2ランが飛び出して5点をリードする展開に。4回裏に先発のフランベル・バルデスがダウェル・ルーゴのタイムリーとジャコビー・ジョーンズの11号3ランで4点を失い、1点差に迫られたものの、5回以降は5人のリリーバーが各1イニングを無失点に抑え、1点リードを守り抜いた。2番手のウィル・ハリスが今季4勝目(3敗)をマーク。タイガース先発のジョーダン・ジマーマンは5回5失点(自責点4)で今季7敗目(7勝)となった。

ア・リーグ西部地区においてアスレチックスとのデッドヒートを繰り広げているアストロズだが、直近10試合で9勝1敗、直近20試合で16勝4敗と絶好調。昨季のワールドシリーズ制覇の経験が生きているのか、余裕すら感じさせる戦いぶりでアスレチックスとの3ゲーム差をキープしている。一部の主力打者の調子がなかなか上がってこないなど、不安要素がないわけではないものの、投打とも戦力は充実しており、特に投手陣の安定感はメジャー随一(チーム防御率3.10は両リーグ断トツ)。レギュラーシーズン残り17試合のうち、勝率5割未満のチームとの対戦が11試合と日程的にも恵まれており、このまま地区優勝のゴールテープを切る可能性は高そうだ。

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