長崎県庁の見学案内 1日3枠に 希望者相次ぎ1枠増

 団体向けの長崎県庁見学案内の希望者が相次いでいる状況を受け、長崎県は18日から10月以降の案内を対象に、1日当たりの受け入れ枠を2枠から3枠に拡大する。

 長崎県県民センターによると、見学は平日に同センター職員らが案内し、展示エリアや長崎県議会議場、展望台などを巡る。職員のガイドを希望する場合、予約希望日の3カ月前から5日前までに申し込む仕組み。

 新庁舎が供用開始した1月から7月末までに、自治会や小学校など191団体計5153人が利用。だが、実際に予約を希望した団体はこれより多く、数十件を受け入れられなかったという。このため、自治会などが増枠を求めていた。

 これまでは午前と午後の各1枠だったが、10月1日から午前1枠(午前9時~正午の1時間程度、おおむね10~60人)、午後は2枠(▽午後1時~2時半の1時間程度、おおむね10~60人▽2時半~5時の1時間程度、おおむね10~30人)に増やす。同センター以外の若手職員も「プレゼンテーション能力の育成」目的に案内役に付ける。同センターは「一度見に来て県政に興味を持つきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。

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