イベントからクマ情報まで 伊勢原駅に電子案内板設置

 神奈川県の伊勢原市観光協会はこのほど、小田急線伊勢原駅構内の自由通路の改札正面に、デジタルサイネージ(電子案内板)を設置した。日本遺産に認定された「大山詣(まい)り」のプロモーション動画や伊勢原大神宮例大祭、伊勢原観光道灌まつりなどのイベント情報のほか、クマが目撃された位置の情報も表示し、観光客や市民の周遊性向上に役立てる。

 案内板は伊勢原ライオンズクラブ(LC)から寄贈された31・5型のワイド液晶ディスプレー。縦73センチ、横43センチの画面で、同駅から日向薬師や大山方面へ向かうバスの時刻表も表示する。協会職員が撮影した市内の名所の映像も紹介していく。

 設置を進めた同協会の目黒仁会長は「伊勢原が発展する一助になればと思う。情報を日々更新したい」、同LCの熊澤悟会長は「市内在住の方にも見てもらい、市の良い所を再認識してほしい」と期待を込めた。

新設された電子案内板に見入る熊澤LC会長(左)と目黒会長 =小田急線伊勢原駅

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