レイズ・スネルが被安打1の快投で両リーグ最多19勝目

【インディアンス1-3レイズ】@トロピカーナ・フィールド

初回に崔志萬(チェ・ジマン)の9号2ランで先制し、4回裏にケビン・キアマイアーの犠牲フライでリードを3点に広げたレイズは、先発のブレイク・スネルが6回までインディアンス打線をノーヒットに抑える快投を披露。7回表先頭のホゼ・ラミレスに38号ソロを浴びて快挙達成はならなかったものの、7回104球を投げて被安打1、奪三振9、与四球2、失点1という見事なピッチングで両リーグ単独トップとなる今季19勝目(5敗)をマークした。レイズは今季80勝に到達。一方、インディアンスはマジック3で足踏みとなった。

レイズのケビン・キャッシュ監督は「今日はとにかくスネルに尽きる。素晴らしかった。力強いピッチングだったね」とエース左腕の快投を絶賛した。7回1安打1失点の快投で19勝目をマークしただけでなく、防御率は2.06から2.03へ向上。奪三振も195となり、「20勝・防御率1点台・200奪三振」を達成する可能性を残している。左肩の疲労による故障者リスト入りで10日ほど戦列を離れ、その後も5イニング前後で降板する登板が続いた時期があったため、投球イニング数はようやく規定投球回を超えたところだが、サイ・ヤング賞の候補の一人であることは間違いない。他に飛び抜けて優れた成績を残している投手がいるわけではなく、受賞の可能性は十分にある。後半戦は8先発で7勝0敗、防御率1.40と絶好調。この調子を維持できれば、球団史上2人目のサイ・ヤング賞受賞者が誕生することになりそうだ。

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