「マツダスタジアムに行くぐらいの気持ちはある」 大村に市民栄誉賞を

 「大村市の名誉市民は何人いるのか知っていますか」。12日の定例大村市議会一般質問で、村崎浩史議員(みらいの風)が、大村市の表彰制度の在り方について一石を投じた。

 大村市によると、1974年に制定された「名誉市民」条例は公共福祉の増進、文化の発展に貢献した市民または市に縁故の深い人に贈られ、議会の同意が必要。これまでに選ばれたのは元大村市長の大村純毅氏だけ。

 村崎議員は、プロ野球広島東洋カープ、大瀬良大地投手ら大村市出身者の活躍に触れ、「名誉市民というとお高くとまった感じがして、顕彰しにくい。表彰規則で準用できる市民栄誉賞を創設してはどうか」と持論を展開。

 園田裕史市長も「マツダスタジアムに行くぐらいの気持ちはある。まずは動ける態勢を進める」と意欲を示した。

 終了後、村崎議員は「虚心坦懐(たんかい)な答弁でしたね」とにやり。

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