【平成の長崎】マイ商店街・森岳商店街(島原市) 平成4(1992)年

 島原市の観光シンボル、島原城のすぐ近くにある。約50店舗で構成。
 藩政時代は商家筋として栄え、100年以上の歴史を誇る老舗も多い。終戦ごろまでは島原鉄道の島原駅前という好立地条件もあり、島原半島一円から人が集まり城下町・島原の玄関口としてにぎわった。
 ところが、昭和30年過ぎから島原市内の都市再開発に伴い南側に商店街(現在の一番街アーケードなど)が整備されるにつれ、人の流れが途絶え活気が薄れてきた。このため十数年前に、街灯を整備するなどしたが、なかなか往時のにぎわいを回復していない。商店の集積度が低く、駐車場も少ないなど悩みが多い。(平成4年12月7日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

島原の観光シンボル、島原城近くにある商店街

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