日産、大坂なおみ選手をブランドアンバサダーに 

 日産自動車(横浜市西区)は13日、テニスの全米オープンで四大大会シングルスの日本勢初優勝を果たした大坂なおみ選手(20)をブランドアンバサダーに起用する契約を締結した。広告宣伝活動やイベント出演などを通じ、国内外で日産ブランドをPRする。契約は3年間。

 

 ブランドアンバサダーは企業のブランドイメージを高める役割で、日産は歌手の矢沢永吉さんを起用している。

 

 同日、日産本社で開催された就任発表会で、星野朝子専務執行役員は大坂選手を選んだ理由について、日産が走行中の排出ガスと死亡・重傷事故をゼロにする社会の実現に向けて電気自動車(EV)や自動運転化技術に積極的に取り組んでいることを説明。その上で「大坂選手の姿は、日産が二つのゼロに向けてチャレンジするスピリットとグローバルでの競争を戦い抜こうという思いと共通するものを感じた」と話した。

 

 大坂選手は、ブランドアンバサダーに選ばれたことを「すごくうれしい。大変光栄に思っています」と話し、父親が日産の「クエスト」を長年運転していたことを披露した。

 

 日産はブランドアンバサダー起用に当たり、大坂選手にEV「リーフ」と、スポーツカーの「NISSAN GT-R」を提供する。

日産の星野専務執行役員(左)とブランドアンバサダーに就任した大坂選手(左2人目)

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