ツタヤ図書館巡る陳情は不了承 海老名市議会常任委

 神奈川県海老名市議会文教社会常任委員会は13日、市立図書館の次期指定管理者に現在、共同事業体として指定管理者となっているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定しないことを求める陳情を、4対2で不了承とした。

 陳情は「市民の図書館をつくる会」が提出。委員会では「法律上、問題がない事業者を排除するのは民主的な観点から望ましくない」などの意見が出た。

 一方、これまで不適切な選書が見つかるなどした問題がさまざま起きた経緯を踏まえ、「CCCの適格性がなく、選ばれることは問題」との意見もあった。

 市では、8月に中央と有馬の市立図書館2館と門沢橋コミュニティセンターの管理業務を一体的に担う次期指定管理者を募集。10~11月にも庁内で候補者を決定し、第4回定例会に議案を提出したい考えだ。

海老名市図書館

© 株式会社神奈川新聞社